15.03.16 Q値との違い

次世代省エネ基準での判断の基準ではQ値、μ値(きゅーち、みゅーち)が使われており、一般的にはQ値のほうが
なじみが深いと思います。今回の省エネ基準ではUA値に変わりましたが、一番の違いは、Q値が床面積で熱損失量
を割り返していたのに対しUA値では外皮面積(表面積)で割り返す事です。理由としては床面積で割ると建物の大
小や形状の複雑さで結果が大きく異なるからだそうです。下の図は建物形状や大きさでのQ値の違いを示したものに
なります。

外皮面積の合計で熱損失量を割り返すことで外皮の平均(床や壁や開口を混ぜた値)を算出する事でぶれをなくす
事が今回、UA値になった目的です。その他換気による熱損失がUA値には無い事と、土間部分の扱いが変わって
います。Q値、UA値とも熱が逃げる割合を示す基準なので値が少ないほうが良いことになります。
図表作成 YKKAP