16.04.27 一次エネルギー消費量計算プログラムの変更点
昨日に続いて平成25年基準と平成28年基準の違いの解説です。
建築研究所の一次エネルギー消費量計算プログラムの
Ver1.15.3からVer2.0への変更点をまとめていきます。
全体
・基準値の計算の変更
・計算結果の表示
外皮
入力値の変更
・q・mc・mh値 → 外皮面積の合計・UA・ηAH・ηAC値
暖冷房
・暖冷房エネルギー消費量の計算方法
・ダクト式セントラル空調機の入力項目(風量補正の有無、消費電力量補正、低格能力、定格消費電力)
太陽光発電
・パワーコンディショナーの効率の入力方法の変更
給湯
給湯専用型のガス・石油給湯器機を従来型と潜熱回収型に分け、効率を入力しない場合のデフォルト値を設定
石油・ガス給湯機の効率の入力方法の変更
太陽熱給湯の集熱面積の入力方法の変更
照明
LED照明の評価が可能に
コージェネレーション
コージェネ機種のデフォルト値の設定
各項目にわたり細かい変更がなされていますが最も大きな変更は外皮の入力項目です
まったく新しい考え方が追加になるわけではありませんが実務者を混乱させるには十分な変更ですね
外皮計算の日射熱取得率の変更に関連する変更ですので
後日、関連性や違いをまとめてみたいと思います。